1951-10-17 第12回国会 参議院 予算委員会 第1号
従いまして六百五十二億円という地財委の数字は恐らく不足額の最低限度の見積りを示すものと思われるのでありますが、その收支不足額の補填方法は、地財委の案によると国庫補助金の増額四十四億円、地方債の増加二百五十五億円、平衡交付金の増額二百億、その他百五十二億円ということになつているのであります。
従いまして六百五十二億円という地財委の数字は恐らく不足額の最低限度の見積りを示すものと思われるのでありますが、その收支不足額の補填方法は、地財委の案によると国庫補助金の増額四十四億円、地方債の増加二百五十五億円、平衡交付金の増額二百億、その他百五十二億円ということになつているのであります。
すなわち今年度國有鉄道予算案は、当初要求に比し、大藏省と打合わせの結果、人員において約六万人、修繕費及び物件費等を合わせまして約六十億円の節減を行うこととし、非常に窮屈な経費を計上いたしますとともに、他方雜收入約十億円を計上する等の措置を講ずることとしたのでございますが、なおかつ收支不足百億円を出しておるのでありまして、この不足金は一般会計から繰入れることといたしたのでございます。
すなわち一般会計においては、五百十五億円の價格調整補給金を支出いたしまして、公定價格の著しい上昇を緩和することとし、鉄道、通信両特別会計に対しましては、一般会計から百二十億円の運営收支不足金の繰入を行い、かくいたしまして、鉄道運賃の値上りは通行税を含めて現行料率の三・五倍、通信料金の値上りは現行料率の四倍に止めることとしたのであります。
すなわち、今年度國有鉄道予算案は、当初要求に比し、大藏省と打合わせの結果、人員において約六万人、修繕費及び物件費等を合わせまして約六十億円の節減を行うこととし、非常にきゆうくつな経費を計上いたしますとともに、他方雜收入約十億円を計上する等の措置を講ずることとしたのでありますが、なおかつそれでも收支不足百億円を出しておるのでありまして、この不足金は一般会計から繰入れることといたしたのであります。